思考・内省

揺れる自分を肯定する生き方|発信×内省が人生の質を上げる理由

shohei

人には、どうしようもなくがあります。

「もっと発信したい」「外とつながりたい」
そう思う時期があれば、

「静かに内省したい」「自分の内側と向き合いたい」
そんなふうに引きこもりたい時期もある。

この波は決して悪いものではなく、むしろ自然なものです。
にもかかわらず世の中には、「決めたことはやれ」「一貫しろ」といった風潮がある。
あたかもブレることが悪であるかのように、
二元論で世界を切り分けようとする圧力がどこかに漂っている。

でも、誰の迷惑にもならないのなら、
自分の心に従って揺れていい と思うんです。

なぜなら、どんな感情も行動も、すべては “今” につながる履歴 だから。

発信することで自分を知ってもらえるし、多様な情報が自分の外側から入ってくる。
内省することで自分への理解が深まり、世界をどう捉えるかという洞察のレイヤーが少しずつ積み重なっていく。

すべてが伏線になって、
いつか「このためだったのか」と回収される。

だからこそ、寄り道を恐れる必要なんてまったくない。
寄り道こそが、あなたというパーソナリティを形づくるスパイスになる からだ。

正しさだけで歩く人生は、華やかで、でもどこか遊びがない

正しさを基準に生きる人生は、一見すると美しい。
筋が通り、強く、スマートで、迷いがないように見える。

だけど同時にあるのは「遊びのなさ」です。

正しいことと、やりたいこと。
この2つがいつも一致してくれるなら、それは幸せだ。
でも、多くの場合ズレることがある。

そして、一見無駄にしか思えない行動の中にこそ、
案外すばらしい体験が眠っている。

にもかかわらず、
「正しさ」を優先することに慣れてしまうと、
知らないうちに余白が削れていく。
心がだんだんと疲弊し、
ついには「本当の自分」がわからなくなる

やりたいことも見えなくなり、
まるで霧の中を歩いているような感覚になる。

寄り道を肯定できるようになると、生き方がだいぶ楽になります
休む勇気が続ける力になる|目的と手段を切り分けて考える生き方
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行き詰まる前に、あえて逆をやる

もし今、発信が中心になっているなら、
あえて内省を挟んでみる。

もし今、内省ばかりになっているなら、
あえて発信に切り替えてみる。

この「逆を挟む」という行為は、
ただの気まぐれではありません。
人生を豊かにするうえで、実はものすごく貴重な時間になる からです。

なぜなら、すべてがスパイスとなり、
後に伏線回収が起きるから

人生は長いです。せっかくなら楽しいながら自由に生きたいですよね
人生は夏休み 〜もっと気楽に、もっと自由に生きるためのヒント〜
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内省の落とし穴:受動的な“なんとなく”は避けたい

とはいえ、内省にも注意点があります。
それは、「受動的なインプットを内省と勘違いしない」こと。

代表例がSNS。

タイムラインは自動で更新され、
想像を超える速度で情報が流れ込んでくる。
そのなかで、あなたが 本当に“見たい”と思って見た情報 がどれほどあるのか。

100%「自分で選んでいる」と言えるなら、それは立派な能動です。
むしろ必要な時間。

逆に、「10分だけダラダラ見る」と決めたうえで見るのもOK。
積極的受動とでも呼べるでしょう。

この2つに共通しているのは “決めている” という点です。
前者は「内容」を、後者は「時間」を決めている。

つまり、自分で基準を設定してさえいれば、
行動は受動ではなく能動に変わる。

能動であれば、経験は記憶として蓄積され、
必ずあなたの糧になる。

能動的に考える土台を育むには「紙に書く」ことが効果的です
紙に書く効用|頭の中のモヤモヤを整理するシンプルな方法
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発信の落とし穴:自分の思考を手放した瞬間に苦しくなる

一方で「発信」にも注意点があります。
それは、自分という軸が薄くなると一気にしんどくなること。

たとえば「副業を始めたいけれど、何をすればいいかわからない」。
まずは情報を探すため「副業 おすすめ」と検索する──
これは全然悪くない。外の情報を知るための行動だから。

しかし問題はそこから。
出てきた情報に対し、何も考えずに鵜呑みにしてしまうこと。

ポイントは「何も考えていない」という状態。

「考えてみたけど分からないから、とりあえずやってみる」という状態
これは立派な思考です。そして「まず行動してみる」という判断がある。

でも、そもそも考えてすらいない状態では、
行動を分析する土台が育たない。
次の仮説も生まれない。
だから、永遠に行き当たりばったりから抜け出せない。

そのうち、

「良い案件に巡り合えない」
「行動してるのに成果が出ない」
「情報が悪い」

と、無意識に他責へと傾いていく。
ただ「良い球」を待っているだけの状態、というわけだ。

でも本当に大切なのは、
どうすれば打率が上がるかを自分で考えること

この“考える筋肉”を育てるためにこそ、
内省の時間が効いてくるのです。

行動を“当てずっぽう”から“再現性のあるもの”に変える方法は、こちらが参考になるはずです
「考える」と「行動する」を自由に行き来する――立ち止まらずに前へ進むための思考法
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発信と内省の波を繰り返すことは、豊かな人生への伏線になる

だから結局のところ、冒頭に述べた通りです。

発信したくなる時期と、内省したくなる時期。
この波を繰り返すのは、決して悪いことではない。

むしろ、
その揺れこそがあなたの人生を豊かにする伏線になる
寄り道無駄骨ではなく、いつか確実に財産に変わる

だから、安心して揺れたらいい。
安心して迷ったらいい。
その迷いが、次のあなたを形づくるから。

人生、豊かに生きていきましょう。

揺れを手放しで楽しむためにも、「土台」があると安心です
「土台を固めて、ノリで生きる」という生き方
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しょうへい
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現代は情報が多すぎるし、早すぎる。だからこそ自分の想い・思考・人生を大切にしていきたいと思っています。そして、同じように感じてくれる人が一人でも増えたらいいなとおもい、日々発信しているブロガーです。
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