やりながら覚えるが最強である ─「知らない」を突破する最短ルート
人は誰しも、未知の領域に足を踏み入れるときに、不安や躊躇を覚えます。

「 やったことない から不安 」
「 わからない から難しそう 」
こうした気持ちは、どれだけ経験を積んだ人であっても例外ではありません。
むしろ、多くの人が日常のあらゆる場面で抱いている、ごく自然な反応です。
しかし、よくよく振り返ってみると、
世の中のほとんどのことは 「思っているほど大したことない」。
これが腑に落ちると、行動のハードルは一気に下がります。
では、その “腑に落ちる瞬間” をどう作るのか。
その最もシンプルで、最強の方法こそが 「やりながら覚える」 という姿勢なのです。
「知らない」からハードルが生まれる
行動に踏み出せない理由の多くは、実は能力や時間の問題ではありません。
ただ単に 「知らない」から不安なだけ なのです。
知らないからこそ、
- 難しそうに見える
- 失敗しそうに感じる
- 自分には無理かもと考えてしまう
これはマインドブロックであり、実態としての障壁ではありません。
だからこそ、一度その壁を越えて「知っている」「やったことがある」側に移動できれば、驚くほどすんなり行動できるようになります。
行動のスイッチは、意外にも「腹を決める」だけ
では、「知らない」を「知っている」に変えるにはどうすればいいのか。
答えはシンプルです。
① バシッと「やる」と腹を決める
② やるために必要なことを調べる
③ そして、今あるものでまずトライする
この3ステップだけ。
特に③の「今あるものでトライする」は重要です。
なぜなら、新しい道具や環境を整えようとすると、
- 物が増えて管理コストが増える
- 準備に時間がかかる
- 「準備が整ってからやろう」と先延ばしが発生する
といった、新しいハードルが生まれてしまうからです。
まずは手元にあるものだけで試す。
これで9割は前に進めます。
行動すれば、ほぼ確実に「大したことなかった」に気づく
私自身の体感ですが、これまで挑戦してきたことの 9割以上は「大したことなかった」 です。
もちろん、私がやってきたことが大したことではなかった可能性もあります(笑)。
ですが、普段の生活を振り返っても、「本当に大変で、誰もが苦労すること」って案外少ないと思いませんか?
多くの場合、行動を止めているのは 事実ではなく想像。
「知らない」からこそ難しく見えているだけなのです。
「やりながら覚える」が最強な理由
一度「知っている」側に回れば、物事は驚くほど軽く扱えるようになります。
- 難易度の見通しが立つ
- 次に必要な行動がわかる
- 必要な道具の判断もできる
- 「できる自分」という自信が積み上がる
つまり、小さな行動で、大きな成果につながる のです。
さらに、新しい壁が現れたときも同じです。
① 新たな壁を超えると決める
② 必要なことを調べる
③ 今あるものでトライする
このループを回すだけで、どんどん前に進めます。
頭の中だけで考えても現実は動かない
頭の中でどんなに考えを巡らせても、現実は1ミリも変わりません。
そして、頭で考えた通りに現実が進むこともほとんどありません。
ならば、ほどほどに考えて、まず動く。
実際にやってみて、そこで出た結果を元にまた調整すればいいのです。
やっていれば自然と覚えます。
覚えたらできるようになります。
できるようになれば、自信がつきます。
やってみる → 覚える → できようになる → 自信がつく
これが行動の連鎖であり、人生を前に進めるエンジンです。
「知らないからやらない」は、もったいない
ここでひとつ強調したいのは、
「知らないからやらない」 は、非常にもったいないということ。
やりたいと思っているのなら、まずは触れてみるべきです。
触れて、試して、「できるかできないか」を一度確かめる。
その上で続けるかどうかを決めるのです。
こうすることで決断は受動的ではなく、
「やったことあるけど、今はやらない」という能動的な選択 に変わります。
結果は同じ “やらない” でも、
そこへ至るまでに得た経験・納得感・知見の深さがまったく違う。
人に話すときにも伝わる内容が変わり、説得力も増すでしょう。
「やりながら覚える」は人生を豊かにする考え方
新しい挑戦をするとき、最初は高いハードルに見えるかもしれません。
しかし、勇気を出して腹を決め、一歩踏み出してみてください。
そしてある程度進んだところで、ふと振り返るのです。
そのときあなたはきっとこう思うはずです。
「あれ?こんなものだったっけ?」 と。
この瞬間を何度も重ねることが、人生の可能性をどんどん広げていきます。
まずは決める。それが人生を動かす第一歩
すべては 「決める」 ところから始まります。
腹を決め、調べ、今あるものでトライする。
ただそれだけで、停滞していた世界が急に動き出します。
そして、あなたが超えようとしているそのハードル。
思っているより、きっとずっと低い。
案外「大したことない」ものなのです。

ぜひ、一歩を踏み出してみましょう!
あなたの「やったことがないから不安」と思っていることは何ですか?
