思考・内省
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自己評価が厳しすぎる理由|未来思考と過去思考の違いから見える解決策

shohei
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これは、約1ヵ月前に起きたある出来事から得た気づきです。

10月中頃、ソニーのVlogカメラ(ZV-E10 II)を買いました。
理由はシンプルで、子どもの運動会をきれいに撮りたかったから。

発案は妻で、主に使用するのも妻の予定でした。

動画用ではありますが初めての一眼レフカメラにワクワクしながら、
購入後試しにいろいろと触っていたところ、妻がひと言。

「このカメラの機能、全部使いこなせないかも…」

その瞬間、私はこう思いました。

「まあ、使いこなせるかどうかなんて大した問題ではなくて、
 重要なのは“使い続けること”だよ。そのうち慣れるでしょ」

要は、「使いながら少しずつ覚えていけば十分じゃない?」というスタンスです。
新しい道具って、触っているうちに勝手に慣れていくもの。だからこそ、まずは続けることが大事。

しかし、ここでふと立場を逆にしたらどうだろう?と考えました。
もし私が妻の立場だったら――
きっとこう言っていたと思います。

「使いこなせないなら、iPhoneでよくない?」

そこでハッとしたんです。

他人に対しては「やりたいならやればいいじゃん」と言えるのに、
いざ自分のことになると、急に慎重になったり、否定的になったりする。

この体験をきっかけに、私は次の結論にたどり着きました。

  • 他者相談は「未来から現在への逆算事実ベース)」
  • 自己評価は「過去から現在への順算感情ベース)」

他者相談は“未来起点”で語りがち

他人の相談を受ける時、その人がどんな過去を生きてきたのかを完璧に理解することはできません。
そもそも自分ではないから、細かな感情の機微までは想像で補うしかない。

だから、多くの場合こうなります。

相手の未来像や理想に対して、
「その人のスペックで到達できるかどうか」
という事実ベースの判断で答えてしまう。

悩みの裏側にある“感情”を置き去りにして、最短ルートの答えを渡してしまうイメージです。

これが友人・家族・同僚すべてに当てはまるかは分かりませんが、
少なくとも私はこういう傾向があると感じました。
(いわゆる「男性脳的」な部分も関係あるのかもしれません。)

自己評価は“過去起点”で厳しくなりがち

一方で、自分自身の評価となると話はまったく逆になります。

「これまでの経験」「うまくいった・いかなかった記憶」「自分に対するイメージ」
こういった“過去のデータ”をベースに、今の悩みを判断しがち。

例えばカメラの件なら、

「これまで一眼レフなんて使ったことないから、きっと使いこなせない」

というように、過去→現在の“順算”で物事を見てしまう。

でもこれは本来、他者相談とは矛盾しています。
他人には「使っていれば慣れるよ」と言えるのに、
自分には「できないかも…」と悲観的に判断してしまう。

つまり 自分にだけ異様に厳しい基準を使っている ということです。

違いを知るだけで、生き方は少し楽になる

「だから何なんだ?」
と思われるかもしれませんが、私にとってはとても大切な発見でした。

なぜかというと、

自己評価は無意識に厳しすぎる” と気づけたから。

つまり、

  • もっと自分に優しくしていい
  • もっと適当でいい
  • もっと前向きでいい

ということです。

人生は長い。
その長い道のりの中で、人は必ずいくつもの壁にぶつかります。
信頼できる相談相手がいることは理想だけれど、多くの場合はそうはいかない。

大半の悩みは、自分で判断して、自分で決めて、そして自分で背負う。

だからこそ、自分に厳しすぎると前に進めなくなる。

自己肯定感自己効力感 という言葉がありますが、
あれはただの精神論ではなく、人生の“エンジン” の役割を果たすものだと思っています。

「結果」よりも「継続」を信じる

私が今回の気づきから学んだのは、

「使いこなすこと」「結果を残すこと」だけに固執しなくていい。
大事なのは“使い続けること”、“過程を楽しむこと”

人間は学ぶ生き物です。
触っているうちに上達して、
上達したら、勝手に結果もついてくる。

ヒトの学習力を舐めちゃいけない。
それくらい私たちの成長は優秀です。

自分を“うまく客観視する”という技

結論として、こうすればいいのではと思っています。

  • 自分の悩みを、他者相談のように扱う
  • 「未来からの逆算」で、感情ではなく事実ベースで見つめてみる

メタ認知といいますが、
要は少し距離を置いて、自分を外側から見るということ。

「友達が同じことで悩んでいたら、自分はどう答えるか?」
その答えを、自分に返してあげる。

それだけで、驚くほど前向きに動き出せたりします。

最後に

今回の話は、ただのカメラ購入の出来事から生まれたささやかな気づきですが、
私にとっては「自分に優しくする理由」が一つ増えた瞬間でした。

もし今、
「私ってなんかダメだな」
「続かないかも…」
「どうせできないし」

そんなふうに自分を厳しく評価しているなら、
どうか一歩引いて、“他人に言うように”自分に言葉を掛けてみてください。

きっと少しだけ、生きやすくなります。

一歩ずつ、進めばいいのです。

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しょうへい
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現代は情報が多すぎるし、早すぎる。だからこそ自分の想い・思考・人生を大切にしていきたいと思っています。そして、同じように感じてくれる人が一人でも増えたらいいなとおもい、日々発信しているブロガーです。
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